資産運用・投資

あおぞら銀ショックでも日本株強し。今週の投資(2024年1月29日〜2月2日)

こんにちは。元金融マン投資家の甘栗太郎です。

米国株、日本株とも絶好調ですね。

今週は配当利回りが低めの日本株を売り、高めの日本株を買いました。また、米国株についても、配当利回りの高めの株を買いました。

あおぞら銀行の株価が2日連続で急落しましたが、日本株全体としては連鎖反応は少なくてホッとしました。

あおぞら銀行株は100株のみ残して売却しました。

 

日本株の売り

①沖縄セルラー電話

ヤフーファイナンスより(以下同じ)

株価は上昇傾向で配当利回りは2.75%まで下がったため一部売却。株主優待あり。

②ENEOSホールディングス

一部売却。それなりに利益が出ました。株価次第ではまた買いを検討します。

③AFC-HDアムスライフサイエンス

全部売却。最近になって株価が上昇したため利益確定。利回り3.21%。健康食品等の株主優待あり。

④あおぞら銀行

下期無配・赤字のニュースにより急落。こうなることが想定できたのに四半期毎の高配当につられてまだ保有していたことを反省。数年前に株数をだいぶ減らしてあります。今回の暴落で売却しましたが、100株のみ残しました。

まあ、売却利益が多少は出ましたし、今まで長く高配当を得てきたので、良しとします。残した100株はしばらく下がるでしょうが、放置します。

あおぞら銀行が赤字転落になった要因は①米国債など有価証券の評価損拡大②米国商業不動産貸付の引き当て金を大きく計上することです。

この分野ってまさに甘栗太郎が以前金融機関で担当していた業務です。

上層部から明確に指示されないと、担当者は機動的な処分・損出しは難しいと思うので、少しづつの損出しでは追いつかず、損が膨らんで耐えきれなくなったんだと思います。

今回の引き当てで損がほぼ完全に解消されると良いのですが・・分かりません。米国商業不動産はもっと酷いことになるかも知れません。

あおぞら銀行は都市銀行より小規模で、地方銀行のような顧客基盤も無いので、投融資で資金の有効活用をするしか無かったのはよく分かります。

安全なはずの米国債などの外国債券や米国商業不動産貸付がコロナ後の環境の変化で想定に反して危険な投資になってしまいました。

会社説明では、無配は一時的なもので復配予定ですが、もともと高配当を売りにしていたので投資家の信頼を大きく損ないました。

他の金融機関もある程度は似たような投資を行っているはずですから、その点は気にしておくべきです。実は結構危ない状況になっている金融機関もあるのでは?と思っています。

また、今後は日本の金利上昇が見込まれますが、各金融機関が保有する日本国債の含み損にも懸念しています。

日本株の買い 

早稲田学習研究会

新規買い。配当利回り4.59%。最近上場したばかりの学習塾です。

米国株の買い

①PBRペトロブラス

買い増し。ブラジルの石油会社でブラジル政府が過半数の株式保有。ADR(米国預託証券)。配当利回り6.42%。特別配当を出す場合があります。

②VODボーダーフォン・グループ

新規買い。イギリスの多国籍携帯電話通信会社。ADR(米国預託証券)。配当利回り11.37%。株価は下がり続けています。

③OKEワンオーケー

買い増し。天然ガスパイプライン運営。増配、配当利回り5.80%。最近は株価が70ドルを超えていましたが、70ドルを切ったので買い増し。知名度は低いですが、比較的安心して持っていられる株と考えています。

それでは、また。

幸せな投資生活を!