こんにちは。元金融マン投資家の甘栗太郎です。
米国債は短期の米国債を中心に投資しています。
最近の急な長期金利の上昇(=債券価格は下落)に伴い、長期債への投資を再開しました。
長期債は10年債や30年債より金利が高めの20年債を中心に間を空けて慌てずゆっくり買う予定です。
長期米国債の金利上昇(=債券価格の下落)は長期金利の先高観が主な理由とされていますが、需給の不一致もあると思います。
米国は新型コロナ対策で米国債を発行し過ぎています。供給が需要を上回って消化しにくくなり金利が高止まりする大きな要因となりそうです。
米ドルの価値が揺らいでいることには留意する必要があります。
①米国債2044年5月15日満期

②米国債(ストリップス債)2045年11月15日満期

例えば、②の米国債だと額面100ドルから買えますから、実際には32.65ドル(約5000円)から投資できます。満期には額面の100ドルで償還されますが、中途の利払いはありません。よって途中で税金を引かれることが無く、効率的に運用できます。利払いが無い代わりに価格が割引かれています。
また、株価暴落・不況時には金利が急に引き下げられ、米国債のような安全度の高い債券価格は上昇する可能性があります。
必ず上手くいくとは限りませんが、日米の株価暴落に備えた保険としての意味もあります。
株価暴落時に上がった米国債を売って、下がっている株式や安くなった社債などを買えば良いと思っています。
なお金利上昇に伴って、また米国の銀行が破綻しないか心配です。既にいくつか破綻しましたが、こんな程度では済まないかも?と懸念しています。
それでは、また。
幸せな投資生活を!