こんにちは。元金融マン投資家の甘栗太郎です。
日本、米国ともに株式相場は悪いですね。
円安が進み、1ドル150円程度が定着しています。
アセットアロケーション
通貨については円のみでは無く、外貨にもバランス良く分散すべきと思います。日本円は他のほとんどの通貨と比べて価値が下がってきています。
また、株式などでそれなりの資産がある場合は、長期的に収益を最大化し、下落リスクに備えるために株式、現金、債券、金などのコモディティ等の資産配分(アセットアロケーション)の検討が大切です。
アセットアロケーションは資産状況、リスク許容度、運用目的などによって人それぞれに適切な配分が異なります。
日本株の売り
配当利回りの低い株を売却しました。2つとも株主優待がある銘柄なので、少し残念です。それなりの利益は出ています。
①日鉄鉱業 配当2.98%
②プレミアムウォーター 配当2.33%
日本株の買い
①MS&ADインシュアランスHD
追加購入。損保首位級。配当利回り4.43%。
②日本電計
新規買い。電子計測器専門商社首位。配当利回り4.35%。
③ワールドホールディングス
新規買い。人材派遣業。配当利回り4.59%。
④ウェルネオシュガー
新規買い。精糖大手。配当利回り4.58%。100株以上で1000円相当の自社商品の株主優待があり、3年以上保有で2000円相当となります。
米国株の売り
プルデンシャル・ファイナンシャル(PRU)
生命保険など幅広い金融持株会社。キャッシュを増やすために一部を売却し、利益確定しました。米国株はバリュー株中心に投資し、割高な成長株は少なめにして株価下落に備えています。
短期米国債の買い
米国債2024年3月31日満期
利率2.25%
利回り5.40%
価格98.72
引き続き短期の米国債を買っています。長期の米国債は金利上昇(価格下落)でとても魅力が増していますが、さらなる金利上昇が予測されるためしばらく様子見した方が良さそうです。
米ドル建債券の買い
三井住友フィナンシャルグループ
2043年7月13日満期 米ドル建劣後債
利率6.184%
利回り6.648%
価格94.92
20年物米国債が利回り5.2%を超え、より高いものを探す中で、利回り6.648%の特約付き米ドル建劣後社債を買いました。
クーポン(利率)は6.184%ですが、額面の94.92%で購入し、19.7年後の満期には100%が返ってくるので、実際の利回りは年6.648%となります。
金利上昇に弱く、劣後特約のリスクに加えて実質破綻時免除特約が付いて危険度が高い債券です。
20年後の日本の銀行がどうなっているか分かりませんから、決して安全な投資では無いと思います。
実際、クレディスイスの永久劣後債(AT1債)については経営不振でUBSに合併吸収され、実質破綻として資金が返ってこないことが決まり、問題になっています。
でも、こういった危険な高利回り商品がIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー・商品仲介業者)経由ではなく、簡単にネット証券で買えるのは便利ですね。
それでは、また。
幸せな投資生活を!