こんにちは。元金融マン投資家の甘栗太郎です。
今週は、先週に引き続き米国債を買い、米ドル建の社債へも投資しました。米国株を売却した無利息の米ドル預金があるので、それを活用しました。
利回りが高めの米ドル建社債なら、4000万円で利回り7%の場合、税引前で年280万円の利息が得られます。これなら生活コストが低ければ利息だけでも暮らすことが可能でしょう。
また、株が急落する場合には、米国債のような信用度の高い債券にお金が流れて価格が大きく上昇する可能性があります。
社債で格付の低いものはたぶん下落しますから、高くなった米国債を売って安くなった高利回り社債に乗り換えれば、一生安泰かもしれません。
準備してチャンスを待ちます。
株式への新規投資は基本的に様子見します。しばらくは日本株の方が米国株より安全と思いますが、どちらも波乱含みです。
なお、持っている米国株はだいぶ残高が減って、これ以上は売りたい株がほとんど無いので、売るなら日本株を売却して、さらにキャッシュを増やします。売る場合は株主優待が無い株を優先して売ることになると思います。
米国債・社債は引き続き買っていきます。
キャッシュと米国債を増やして暴落に備えます。
購入した主な米国債・社債
①米国債2024年3月31日満期2.25%、価格97.27、実際の利回り4.13%
米国の金利引き上げの影響で利回りが上がり、4.13%となりました。
1年とか2年の期間の短い債券は利回りがどんどん良くなってきました。
とりあえず、運用先に困った場合の資金待機先としては悪くないと思います。但し、米国のインフレ率の方が高い現状からは、必ずしも有利と言えない点がもどかしいです。
まあ、株で大損するよりは減らないだけ良いと思います。
この米国債の表面上の利率は年2.25%ですが、額面を100として97.27で買えるので、実際の利回りは4.13%となります。1年6カ月後の償還で、額面で全額戻ってきます。
②米国債2025年9月30日満期3.0%、価格97.28、実際の利回り3.96%
③米国債(ストリップス債)2043年5月15日満期、価格47.55、実際の利回り3.63%
④米国債(ストリップス債)2047年5月15日満期、価格42.05、実際の利回り3.54%
ストリップス債というのはクーポン(利息)が無い代わりに最初から価格が大きく割引かれており、満期日に全額100%が返ってくる債券です。
満期償還金額から当初の投資額を引いた儲けに20%程度の税金がかかります。
満期償還か中途売却時の時点だけ税金がかかり、途中の利息支払いが無いので途中で税金がかかることはありません。複利運用ができてお得で、満期日まで期間が長い方が高い複利効果が得られます。
⑤社債(アルトリアグループ) 2046年9月16日満期、価格71.65、クーポン3.875%、実際の利回り6.15%
⑥社債(アルトリアグループ)2041年2月4日満期、価格70.45、クーポン3.4%、実際の利回り6.09%
⑤⑥は世界最大タバコメーカーのアルトリアグループの米ドル建社債です。
一般企業の社債ですので、米国債よりもリスクが高く利回りは高くなっています。
アルトリアグループが好きとかではなく、たまたま証券会社が販売する限られた種類の社債の中から利回りが高めのものを選びました。
満期が18年後とか24年後ですので、それなりにリスクはあります。
今後、社債を買う場合は違う会社の社債を買ってリスク分散したいと思います。
それでは、また。
幸せな投資生活を!