こんにちは。元金融マン投資家の甘栗太郎です。
今までに資産配分については何人かのファイナンシャルプランナーや元ファンドマネージャーなどに相談しました。
金融資産の内訳(2023年5月10日時点)は以下のとおりです。
資産配分の最近の変化としては、米国株を大きく減らして外債(米国債や米ドル建社債)が大きく増えています。これは、米国金利が高くなり、債券投資に妙味が出てきたからです。
また、ゴールド価格上昇に伴い全体に占めるゴールドの割合が増えています。
甘栗太郎の金融資産内訳(アセットアロケーション)
①日本株 35%
日本株はバリュー株中心です。できる限り高配当で株主優待のある株を選んでいます。日本株の投資信託、Jリート(上場不動産投資信託)、インフラ投資法人を含みます。
②外国債券 25%
米国債、米ドル建社債、債券ETF、優先株預託証券などです。銘柄や満期までの期間は分散させています。外国債券の3割程度は満期まで20年程度の長期米国債です。
③米国株 20%
高配当銘柄中心に投資しています。主要銘柄はタバコ、製薬、金融、資源などですが、アップル、マイクロソフト、アマゾン、エヌビディアなどIT関連銘柄も保有しています、
米国市場上場の債券ETF、新興国ETF、金鉱株、金鉱株ETFは除いてありますが、本社が米国以外の企業も含めています(英国のBTIブリティッシュアメリカンタバコやRIOリオティントなど)。
④GOLDなどの実物資産 12%
地金型金貨、インゴット、アンティークコインなどです。金ETF、金鉱株、金鉱株ETFのほか、高級時計や美術品などの実物資産で売れるものはここに入れました。但し、自家用車や不動産はどこにも入れていません。
⑤現金 5%
現金や現金に近いものです。米ドル建MMFや円貨のMRF、日本国債、ビットコインなどの暗号通貨を含みます。
甘栗太郎が改善すべき点は、今後のリスクに備えてもっと現金を増やすことと考えています。
特に米ドル建MMFは4%以上の利回りがありますので、ここにお金を待機させておくのは、有効だと思います。
⑥新興国株 3%
中国株、ベトナム株など新興国の個別株やインド株やフィリピン株などのETFです。今後は成長期待のあるインド株への投資を強化したいと考えています。
最後に・・・
金融資産の割合については、甘栗太郎が金融マンだった時にはお客様にアドバイスする側でした。適切な割合はその人の年齢、資産状況、立場、考え方などで変わります。ですので、ある程度の分散さえできていれば、どれも間違いでは無いし、人それぞれで良いと思っています。
ただ、多くのお客様が同じような投資信託を複数買って全くリスク分散されていなかったり、理解が伴なわずに高リスク商品を買っていました。資産資産配分(アセットアロケーション)や具体的な投資ポートフォリオを考える前段階で金融知識に問題がある場合が多かったように感じます。
どの個別銘柄を選ぶかは細かい話で実はそれほど重要では無く、金融資産配分(アセットアロケーション)でほぼ将来の投資成果が決まります。現金100%と日本株100%では、リスクも成果も当然ながら大きく異なります。
甘栗太郎の場合は、株式で積極的にリスクを取っていますが、債券やゴールドでリスク分散を図ってバランスをとっています。
やり直しがきく若い世代なら、現金10%を手元に確保し、残り90%全部が株式(個別株、株式ETF、手数料の低い株式投資信託など)で良いと思います。
甘栗太郎の事例が正解というわけではありませんが、少しでも皆さまの参考になれば、嬉しいです。
それでは、また。
幸せな投資生活を!